総合英語 序章 文の成り立ち 詳細版
総合英語Forest(6th edition)の本書の内容を詳しく説明します。
まずは、序章 文の成り立ち から進めます。
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1 文と語と句と節
1.英語の文
We learn English.
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文の最初の単語は必ず大文字で始まり、文の終わりには、その分の種類によって、ピリオド(.)、疑問符(?)、感激符(!)がつく
Do you have an instagram?
(インスタグラムやってる?)←疑問符
How beautiful your face is!
(あなたの顔ってなんて美しいの!)←感激符
また、Congratulations!
(おめでとう!)
Sorry?
(ごめん?)
のように、1語だけでも文として意味を伝えられることもある。
2.語(品詞)の種類と働き
The man said to me softy and clearly,"Well,you may be right."
その男性は優しくはっきりと、「そうだね、君が正しいかもしれない」と言った。
The (冠詞)←名詞の前に置かれ、その名詞が不特定のものか、特定のものかを示す。
a/an (不特定)
the (特定) 特定の男← The man
- man (名詞)←人、物事の名を指す。数えられる名詞と数えられない名詞があり、主語、目的語、補語になる。 数えられる名詞には複数形
- said (動詞)←人や物事の状態や動作を表す。
自動詞用法
他動詞用法
そのふたつがあり、主語の人称や、時制などによって形が変わる
be / have / love / go / run / meet など
- to (前置詞)←名詞や代名詞の前に置かれ、前置詞句を作る
at / by / for / on など
- me (代名詞)←名詞の代わりをする。 人称代名詞や指示代名詞などがあり、人称代名詞は働きによって形が変わる。
ただ、冠詞や修飾語句(←詳しく)をつけることはできない
- softy (副詞)←動詞や形容詞などを修飾し、様態、場所、時、頻度、程度などを表す
softy / there / always / tomorrow / very /really など
- and (接続詞)「語と語」「句と句」「節と節」などをつなぐ
andのような等位接続詞と、
becauseのような従属接続詞がある。
and / but / or / because / when / that など
- clearly, (副詞)
softy(副詞)と同じ
- "Well, (間投詞)
話し手の感情を表す
ah / oh / ouch / well など
- you (代名詞)
me(代名詞)と同じ
- may (助動詞)←動詞との組み合わせで、話し手の判断などを表す。
can / may / must / will など
進行形や受動態を作るbe動詞
完了形を作るhave
疑問文や否定文を作る場合に用いられるdoも助動詞
- be (動詞)
said(動詞)と同じ
- right." (形容詞)←人や物事などの性質、状態、数量などを表す。名詞を修飾したり、補語になる
10種類の品詞は
- 名詞
- 冠詞
- 代名詞
- 形容詞
- 副詞
- 動詞
- 助動詞
- 前置詞
- 接続詞
- 間投詞 がある。
ただ注意事項がある
1つの単語を2つ以上の品詞として使うこともある
I caught a cold because it was very cold yesterday.
(名詞) (形容詞)
(昨日はとても寒かったので、風邪をひいてしまった。)
Pen is a fast runner,but he couldn't run fast in the last race.
(形容詞) (副詞)
(ペンは速いランナーだが、前回のレースでは速く走れなかった。)
3 句と節
(1)Stars twinkle brightly in the night sky.
星は夜空で明るくきらめく
twinkle - in the night sky ←というかたまりが、副詞のbrightly と同じように動詞 twinkle を修飾する働きをしている。
このように、2語以上のかたまりが文中で1つの品詞の働きをし、そのかたまりの中に<主語 + 述語動詞>の形を含まないものを「句」と呼ぶ
(2)I saw the Southern Cross when I stayed in Australia.
私は、オーストラリアに滞在した時、南十字星を見ました。
saw - when I stayed in Australia ←という語のかたまりは、動詞sawを修飾する副詞の働きをしており、その中に<主語(I)+動詞(stayed)>の形が入っている。
このように、文中で1つの品詞の働きをする語のかたまりの中に<主語+述語動詞>の形を含むものを「節」と呼ぶ
2 文の要素
1.主部と述部(主語と述語動詞)
(1)We / laughed.
主部 / 述部
私達は笑った
(2)My father / is a teacher.
主部 / 述部
私の父は教師です
(3)A little dog / is running toward me.
主部 / 述部
小さな犬が、私に向かって走って来ている
主部とは、文中に「~は・~が」がある部分を主部と呼ぶ
述部とは、「~である・~する」にあたる部分 つまり、主語について述べる部分
また、
主部と主語は、主部に、その中心になる語を、主語と言い、それにあたるのは、名詞と代名詞。
名詞の場合は、冠詞、代名詞などの限定詞を含めて主語と考えればよい だから、My father / A dog が主語となるわけ
さらに、
述部と述語は、上記と同じように、述部の中心となって、状態や、動作を表す語が、述語動詞(単に、動詞と呼んでもOK)
述語動詞は2語以上になることもある。
We must wear uniforms.
私達は制服を着なければならない
2.目的語
(1)My father bought a new car.
bought - a new car
私の父は新しい車を買った。
動詞が表す動作などの対象となる語を目的語
その目的語は他動詞の後ろに置かれ、<他動詞+目的語>の組み合わせで意味を表す。
また、目的語になれるのは、名詞と代名詞
*他動詞→私の父
しかし、英語の目的語は日本語の「~を」にあたる場合が多いが、そのように訳せない場合もある
例えば、 She likes dogs.
(彼女は犬が好きだ)
She married John last month.
(彼女は先月ジョンと結婚した)
I saw your father this morning.
(今朝あなたのお父さんに会った。)
(2)My sister bought me this pendant.
bought - me this pendant
姉が私にこのペンダントを買ってくれた
この文章は目的語が2つの場合もある
me と this pendant が2つともboughtの目的語になっている
動詞には、このように「人」「物」という順番で2つの目的語を続けるもの
人称代名詞は、目的語になると形が変わり、me のような目的格になる
ただ、名詞の働きを句や節が目的語になることもある。
(他動詞)目的語を必要とする動詞
↕
(自動詞)目的語を必要としない動詞
また、前置詞の後に続くものを前置詞の目的語も呼ぶ
3.補語
補語とは、主語や目的語が「どういうものなのか」あるいは「どういう状態にあるのか」を説明する。つまり、文が成り立つために必要な語を補語と呼ぶ
また、補語になるのは名詞、代名詞、形容詞である。
(1)His mother is a lawyer.
His mother - a lawyer
彼のお母さんは弁護士です
a lawyer が補語で、主語の His motherが何であるかという説明をしている。
(2)The news made us sad.
us - sad
その知らせに私たちは悲しくなった。
sadが補語で、目的語のusがどういう状態なのかを説明している。
だからどちらの文も補語がないと文が成り立たない。
ただ、名詞や形容詞の働きをする句、名詞の働きをする節が補語になることもある
4.修飾語
修飾語とは、主語、動詞、目的語、補語を修飾して、その意味を詳しく付け加える語ということ。
ちなみに、英文から修飾語を除いても文が成立する場合が多い
そして、修飾語には、名詞や代名詞を修飾して形容詞の働きをするものと、
動詞や形容詞などを修飾して副詞の働きをするものがある。
(1)The tall boy carried a box full of books.
tall → boy / a box ← full of books
この文は、形容詞の働きをする修飾語の文
The tall boyでは、形容詞のtallが名詞のboyを修飾
そして
,a box full of books では、full of booksという形容詞の働きをする句が、後ろから名詞のa boxを修飾している。
このように、句が名詞を修飾する場合は名詞の後ろに置く。
その背の高い少年が、本でいっぱいの箱を運んだ。
(2)I sometimes study before breakfast.
sometimes → study ← before breakfast
私はときどき、朝食の前に勉強をします。
この文は、副詞の働きをする修飾語の例
まず、副詞sometimesが動詞のstudyを修飾している
そして、before breakfastも副詞の働きをする句がstudyに修飾している
参考に、
「補語」、「修飾語」も、形容詞と名詞の関係を示すのに使われうる。
この2つの違いは、動詞がかかわって来るかどうかだ。
だから、「補語」が文中に現れるのは、動詞が「補語」を伴う文型で用いられる場合なのだ。
例えば、
I am happy.
(私はうれしい。)
ではbe動詞を使って、主語の説明をする。
ほかに、
Her sings make me happy.
(彼女の歌を聞くとうれしくなる。)
これは、makeを使って、目的語の説明をしてるのだ。それに、「補語」を伴っている。
一方、「修飾語」のほうは、上の例が示すように、動詞と無関係に、名詞と形容詞のあいだで成り立つもの。
以上、序章 文の成り立ちを詳しく書きました。
次回は、第一章 文の基本の予定をしています。
最後までお読みいただきありがとうございました