Forest総合英語 第8章 動名詞
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今回の記事は 動名詞について詳しく解説します
Point44動名詞の働き
動名詞→動詞のing形で、「~すること」という意味を表し、名詞の働きをする
*不定詞は「これからのこと」を表し、動名詞は「習慣的行為や一般論」を表す
(1)補語や主語になる
動名詞が主語→形式主語のitを用い、真の主語は(動名詞)を後に置くこともある
(2)目的語になる
(3)前置詞の目的語になる
前置詞が前置詞の目的語→前置詞の直後に不定詞を置くことができない
Point45動名詞の意味上の主語と否定語の位置
(1)意味上の主語を示さない場合
示す必要がない場合→意味上の主語が文の主語と一致する場合、「一般の人」の場合、文脈から明らかな場合
(2)意味上の主語を示す場合
示す必要がある場合→動名詞の意味上の主語を動名詞の直前に置く
意味上の主語が代名詞→所有格か目的語
意味上の主語が名詞→所有格かそのままの形
(3)否定の副詞の位置
Point46動名詞の様々な形
(1)受動態の動名詞
「~されること」という受け身の意味を表す動名詞→<being + 過去分詞>
(2)having +過去分詞(完了形の動名詞)
述語動詞が表す時よりも以前のことを表す動名詞→<having + 過去分詞>
Point47動名詞を使った重要表現
(1)不定詞を使わないように注意すべき表現
<be used (accustomed) to -ing>「~することに慣れている」,
<look forward to -ing>「~を楽しみに待つ」など
(2)動名詞を使った慣用表現
<There is no -ing>「~できない」,< It is no use (good) -ing>「~しても無駄だ」,
<Would you mind -ing?>「~していただけませんか」など
Point48動名詞と不定詞―1
(1)動名詞を目的語にする他動詞
avoid 「避ける」,enjoy 「楽しむ」, finish 「終える」, give up 「諦める」など
(2)不定詞を目的語にする他動詞
decide 「決心する」,hope[want]「したいと思う」,refuse「拒む」など
Point49動名詞と不定詞―2
動名詞は「すでに起こった事柄」.不定詞は「まだ起こっていない事柄」を表す
<forget -ing>「~したことを忘れる」/<forget + to 不定詞>「~し忘れる」
<remember -ing>「~したことを覚えている」/<remember + to不定詞>「忘れずに~する」など
<start -ing / to 不定詞>「~し始める」,<love -ing / to 不定詞>「~するのが大好きだ」など
〈stop -ing〉「~するのをやめる」/< stop + -ing>「立ち止まっている」など
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261 日本語に直しなさい
Swimming in the river is so much fun.
=川で泳ぐのはとても楽しい。
Swimmingは動名詞で、「泳ぐこと」という意味を表し、名詞の働きをしている。ここではin the river という修飾語句を伴い、Swimming in the river が文の主語になっている。
262 (1)ビジネスにおいては、すばやい決断をすることが重要だ
Making a quick decision is important in business.
「すばやい決断をすること」は動名詞making a quick decisionで表し、これを文の主語にする。
(2)私の仕事は産業用ロボットを設計することだ
My job is designing industrial robots .
「産業用ロボットを設計すること」は動名詞designing industrial robots で表し、これを文の補語にする。
263 私はパーティーに行って初めての人に会うのをいつも楽しんでいる
I always enjoy going to parties and meeting new people.
「行く事と会う事を楽しむ」と考え、go「行く」と meet「会う」を動名詞(動詞のing形)にしてenjoyの目的語にする。〈enjoy -ing〉で「~することを楽しむ」という意味になる。
264 (1)マイクは英語を日本語に翻訳するのが得意だ
Mike is good at translating English into Japanese.
(1) be good at「~が得意である」の後に動詞名詞を続ける。〈be good at -ing〉で「~することが得意だ」という意味になる。「~を…に翻訳する」はtranslate ~into... で表す。
(2)彼らはドアを閉めずに部屋を出て行った
They left the room without closing the door.
「彼らは部屋を出て行った」はThey left the room で表す。「ドアを閉めずに →ドアを閉めることなしに」と考え、前置詞without「~なしに」の後に動名詞句closing the door 「ドアを閉める事」を続ける。〈without ~ing〉で「~せずに」という意味になる。
「~すること」は名詞的用法の不定詞や動名詞で表すことができるが、前置詞の後に置くときは、動名詞にしなければならない。
265 ()内の動詞を適切な形に変えなさい
Wash your hands before ( eat ) lunch.
= Wash your hands before eating lunch.
昼食を食べる前に手を洗いなさい。
beforeはここでは「~よりも前に」という意味の前置詞。したがって、eatを動名詞eatingにする。〈before -ing〉で「~するよりも前に」という意味になる。
266 今朝は私を起こしてくれてありがとう
Thank you for waking me up this morning.
〈thank you for -ing〉の動名詞の意味上の主語は明らかにyouなので示さない。
267 ほぼ同じ意味の文になるように、()に適語を入れなさい
(1)(a)He insisted that she should pay the bill.
(b) He insisted on (her) (paying) (the) (bill).
〈insist on -ing〉で表し、動名詞の意味上の主語herをpayingの前に置く。
(2) (a) I'm sure that my son will pass the test next year.
(b) I'm sure of (my) (son('s)) (passing) (the) (test) next year.
〈be sure of -ing〉で表し、動名詞の意味上の主語my son('s) をpassing の前に置く。
268 お役に立てなくて申し訳ありません
I'm sorry for not being able to help you.
〈be sorry for -ing〉で「~することを申し訳なく思う」。notは動名詞の直前に置く。
269 私は交通渋滞に巻き込まれるのが嫌いだ。
I hate being caught in a traffic jam.
「~に巻き込まれる」はbe caught in。受動態の動名詞にしてhateの目的語にする。
270 ほぼ同じ意味の文になるように、()に適語を入れなさい
(a) She is proud that she accomplished the task.
accomplishedは述語動詞isよりも以前のことを表す
(b) She is proud of having accomplished the task.
完了形の動名詞〈having +過去分詞〉にする。
(a)(b)彼女はその仕事を達成できたことを誇りに思っている。
〈be proud of -ing〉で「~することを誇りに思う」。
271 (1)彼女は彼が嘘をついたことが信じられない
She can't imagine his (him) having told a lie.
「嘘をついたこと」は完了形の動名詞で表し、意味上の主語his(him)をその前に置く。
(2)私は父に叱られたことを恥ずかしく思っている
I'm ashamed of having been scolded by my father.
「しかられたこと」なので完了形で受動態の動名詞にする。
272 (1)私はニックネームで呼ばれることに慣れている
I am used to being called by my nickname.
「~することに慣れている」は〈be used to -ing〉、「呼ばれること」は受動態の動名詞にする。
(2)私はこの夏、キャンプに行くのを楽しみにしている
I'm looking forward to going camping this summer.
「~することを楽しみにする」は〈look forward to -ing〉。toにつられて、後に動詞の原形を続けないように注意。
273 (1)だれが優勝するかはわからない
There is no telling who will win first prize.
〈There is no -ing〉「~できない」を用い、動名詞telling の後にwho will win 「誰が勝つか」を続ける。
(2)彼らが結婚するのを止めようとしても無駄だよ
It is no use trying to stop them from getting married.
「~しても無駄だ」は〈It is no use -ing〉。「彼らが結婚するのを止める」は、〈stop O from -ing〉「Oが~するのを止める」で表す。
274 この器具の使い方を教えて頂けませんか
Would you mind showing me how to use this tool?
mindは動名詞を目的語にする動詞。〈Would you mind -ing?〉で「~していただけませんか」という依頼を表す表現にする。
275 次の文の誤りを訂正しなさい
I don't feel like to talk about it tonight.
to talk → talking
= I don't feel like to talking about it tonight.
今夜はそのことを話す気分ではない
〈feel like -ing〉で「~したい気がする」という意味になる。likeは前置詞なので、直後にto不定詞を置くことができない。
276 シェフはようやくレポートを書き終えた
Jeff finally finished writing his report.
finishは動名詞を目的語にする動詞なのでwritigにする。
277 次の文の誤りを訂正しなさい
She decided applying for that job.
appying → to apply
= She decided to apply for that job.
彼女はその仕事に応募しようと決心した。
decideは不定詞を目的語にする動詞。動名詞を目的語にすることはできない。
278 私はスーザンにメールを送るのをすっかり忘れてしまった
I completely forgot to send an e-mail to Susan.
「~し忘れる」は〈forget +to不定詞〉で表す。〈forget -ing〉は「~したことを忘れる」
279 ()内の動詞を適切な形に変えなさい
I remember (visit) Geneva when I was a child.
visiting
= I remember visiting Geneva when I was a child.
私は子供のころジュネーブを訪れたことを覚えている
when I was a child から、rememberの目的語は「すでに起こった事柄」とわかるので、〈remember -ing〉「~したことを覚えている」の形にする。〈remember + to不定詞〉とすると「忘れずに~する」という意味になるので注意。
280 日本語に直しなさい
(1)I regret saying such a thing to her.
私は彼女にそんなことを言ったことを後悔している。
〈regret -ing〉は「~したことを後悔する」という意味
(2)I regret to say that I'm leaving this town tomorrow.
残念ながら、明日この町を去ることになっています。
〈regret +to不定詞〉は「残念ながら~しなければならない」
281 彼女はもっとよい英語の勉強法を見つけようとした
She tried to find a better way of learning English.
〈try +to不定詞〉は「~しようと試みる」、〈try -ing〉は「(試しに)~してみる」。「見つけようとした」実際に見つかったかどうかわからないので、try to findとする。
282 ()内の動詞を適切な形に変えなさい
My wife continused (work) as a nurse after having our baby.
working (to work)
= My wife continued working as a nurse after having our baby.
私の妻は出産後も看護師として働き続けた
〈continue -ing〉でも〈continue +to不定詞〉でも「~し続ける」という意味を表せる。
283 日本語に直しなさい
(1) He stopped chatting with his friends.
彼は友達とおしゃべりするのをやめた
「stop -ing」は「~するのをやめる」
(2)He stopped to chat with his friends.
彼は友達とおしゃべりするために立ち止まった。(立ち止まって友達とおしゃべりした)。
〈stop + to不定詞〉は「~するために立ち止まる、立ち止まって~する」。このto不定詞は「目的」を表す副詞的用法。
284 私はぜひ転職したいと思っている
I'm very anxious to change jobs.
「ぜひ~したいと思っている → ~することを切望している」と考え、〈be anxious + to不定詞〉で表す。なお、〈be anxious about -ing〉は「~を心配している」という意味。
285 田舎に住んでいたころは、早起きには慣れていた
While I was living in the country, I (was used to getting up) early in the morning.
「~することに慣れている」は〈be used to -ing〉。したがって、be動詞wasがあり、toの後が動名詞になっている。過去の習慣や状態を表す助動詞used toと混同しないように注意。
286 Would you mind (truning off) the air conditioner? I feel a little bit cold.
エアコンのスイッチを切っていただけませんか?少し寒いです。
<Would you mind -ing?>で「~していただけませんか」という依頼を表すことができるので、動名詞trunning off を入れる。
287 My school uniform needs (washing), but I don't have time to go to the laundry now.
私の制服は選択する必要あるが、今はクリーニング店に行く時間がない。
<need -ing>で「~する必要がある」という意味になるので、動名詞washingを入れる。同じ内容をto不定詞を用いて表す場合には、<need to be +過去分詞>という形になる。
288 (Predicting) the weather is always a risky business.
天気を予測することは常にリスクを伴う仕事だ。
isの前までが文の主語になっていることに着目し、動名詞Predictingを用いて、Predicting the weather 「天気を予測すること」を文の主語とする。
289 All the information is on television. It's hardly worth (buying) a newspaper.
あらゆる情報はテレビで放送されている。新聞を買う事にはほとんど価値がない。
〈It is worth -ing〉で「~することは価値がある」という意味になるので動名詞buyingを入れる。文頭のItは形式主語で、真の主語は動名詞。
290 After visiting the travel agent,we went to a coffee shop and (talked about going) to Okinawa on spring break.
旅行代理店を訪れた後、私達は喫茶店に行き、春の休暇に沖縄に行く事について話した。
空所の前にあるandが何と何をつなぐかを考える。andの前の部分がwe went to a coffee shop「私達は喫茶店に行った」なので、「そして~について話した」となるように、wentを合わせてまず過去形の動詞talkedがくる。また、aboutは前置詞なので、後に来ることができるのはto不定詞ではなく動名詞。したがってtalked about goingになる。
291 After six months of hard work,he is now sure of (passing) the examination.
6か月間しっかり勉強したので、彼は今、試験に合格することを確信している。
前置詞ofの後に続けられるのは、名詞か動名詞。したがって、動名詞passingにする。〈be sure of -ing〉で「~することを確信する」という意味になる。
292 Next summer I really hope (to visit) my grandfather in Germany.
この次の夏に、ドイツにいる祖父を尋ねることを心から希望している。
hopeはto不定詞を目的語にとり、動名詞を目的語にとらない動詞なので、to visitにする。〈hope +to不定詞〉で「~することを望む」という意味になる。
293 青少年を取り巻く環境には厳しいものがあるのは事実だ
There is no denying that conditions surrounding young people are vey harsh.
まず、与えられた語句のis,no,thereに着目し、〈There is no -ing〉「~できない」を組み立てる。There is no denying that...とすると「~であることは否定できない」となり、日本文の内容とほぼ同じになる。that以下は「青少年を取り巻く環境には厳しいものがある」という内容で、主語にconditions「環境」を置き、これを現在分詞surrounding young people 「若者を取り巻く」で修飾する形にする。
294 I don't like (being) (looked) (after) (as) (if) (I) were a child.
私は子供の様に世話をされていることが好きではない。
まず、likeの後にくる目的語を動名詞で表すことを考え、being looked after という受動態の動名詞の形を作り、「世話をされること」という受け身の意味を表す。次に、as とifを用いて、〈as if +仮定法過去〉の過去を作り、「まるで~であるかのように」という家庭の意味を表す
295 Oh no, I left my purse at home! Is there (any) (chance) (of) (you) (lending) (me) some money until tomorrow?
あら、財布を家に忘れてきちゃった!明日までいくらかお金を貸してもらえないかしら?
〈there is ...〉の文の疑問文なので、thereの後には主語となる名詞any chanceがくる。どんなchance 「可能性」かを説明するため、後にof~を続ける。1つ目の文が「私は財布を忘れてきた」という内容なので、「あなたが私にお金を貸してくれる可能性」と考え、まず動名詞 lemding me some money 「私にいくらかお金を貸してくれること」を組み立て、lendoingの意味上の主語you (目的格)をその前に置く。
296 ほぼ同じ意味の文になるように、()に入る適切なものを選びなさい
(a) I regret that I didn't work harder.
(b) I regret (not having worked) harder.
(a)(b)私はもっと熱心に働かなかったことを後悔している。
regretは目的語が動名詞と不定詞で意味が異なる動詞で、〈regret -ing〉は「~したことを後悔する」、〈regret + to不定詞〉は「残念ながら~しなければならない」という意味になる。(a)は「~しなかったことを後悔する」という意味なので、同じ意味を表すために(b)ではthat節の代わりに動名詞を用いる。「~しなかったこと」と、主節の動詞regretよりも以前のことを表すので、完了形の動名詞having worked の前に否定の副詞notが置かれている。